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その17・・・ピキティー

イエロー系とジャイアント系の各種が終わりました。
ここからハイランド系ピーコックバスです。これらの種類は、ブラジル高原にからむ地域に生息しています。3種類が記載されていますが、まずはブルー・ピーコックバスから。

pi-47.jpg

ブルー・ピーコックバス(シクラ・ピキティー Cichla piquiti)


pi-48.jpg
シクラ・ピキティーの色彩パターン

種のIDキー
1. 背部の黒いバーは、基本的に5本で、やや色が薄めだが明瞭。
2. バーは、板状で、途中で途切れることなく、背中から腹部まで伸びる。
3. 眼球の後ろの黒点の数が、たいへん少ない。
4. 体側全体に、黒い斑紋は入らない。
5. 胸ビレを除いた全てのヒレは、成魚のなると、美しいエレクトリック・ブルーに染まる。
6. ノン・スポーニング・フェーズ(白スポット)は、現れるが、率はそれほど高くない。
7. 湖沼で成熟した個体は、黄色みを帯びる。

ピキティーは、ブラジルでツクナレ・アズール(青いツクナレ)と呼ばれ、古くからアングラーによく知られていた種ですが、2006年にやっと記載されました。天然分布は、シクラ・ケルベリー(前述)と共にアラグァイア・トカンチンス水系の特産。非常に安定した形質を持ち、色彩のバリエーションは強くありません。ツクルイ・ダム湖などのリザーバーでは、黄色みを帯びて大型化しています。
サン・フランシスコ河やパラナ河(ラプラタ水系)に古くから移入され、盛んに繁殖しています。大型のリザーバーに移入された群は、天然分布地ものより巨大化することがあって、ゴイアスとミナスの州境のパラナパネマ河(パラナ河水系)のイトゥンビアーラ湖などでは、7キロに近いものが釣れています。グランデ河(パラナ河水系)にも数が多く、サンパウロの釣り人を喜ばせています。有名なイグアスー(インディオのトゥッピ語で「巨大な水」という意味)の滝に近いイタイプー・ダム湖(パラナ河)にも少なくありません。
パンタナル地方(ラプラタ水系)のピキリ河(クイアバ河支流)で繁殖している一群は、牧場の池から逃げたもので、例外的に5番目(一番後ろ)の黒いバー上に、小さなスポットがあります。

pi-49.jpg
天然分布域のアラグァイア河、支流クリスタリーノ川のブルー・ピーコックバス

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天然分布域のトカンチンス河、ツクルイ・ダム湖のブルー・ピーコックバス、黄色い湖沼タイプ

pi-50.jpg
意外と少ないブルー・ピーコックバスのノン・スポーニング・フェーズの個体。

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パンタナル、ピキリ川に移住したブルー・ピーコックバスには、ボディに小さな黒斑点がある。
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